【行信教校】オンライン授業で浄土真宗を学んでいます

大阪にある浄土真宗の学校

大阪府・高槻たかつき市には、
僕たち夫婦にとって思い出の場所があります。

僕たちの出会いの場でもある行信教校(ぎょうしんきょうこう)という浄土真宗の僧侶をお育てくださる学校です。

創立そうりつから約130年、多くの先輩方が、お念仏を継承けいしょうしてこられました。

結婚して香川へ移ってからも、たびたび訪れて、お育てにあずかっていたのですが、このところ行けていないので、なつかしさを感じます。

学校は、常見寺じょうけんじというお寺の境内けいだいにあります。

本堂前で手を合わせて、四方に枝を伸ばした巨大な松の下を通って、登校していました。

そんな景色が窓から見える学び舎で、お育てをいただきました。

この建築は、有形ゆうけい文化財(建造物)に登録されています。

学生は、広いたたみ敷きの講堂こうどうで、正座をして学びます。

講堂の中央奥には、
ご本尊(阿弥陀さま)がご安置あんちされています。

ご講義前には、
先生も学生も「なんまんだぶつ なんまんだぶつ」と、一緒にお念仏してから講義が始まっていました。

ぶつ大悲心だいひしんを学ぶ

ご本尊の上には
学仏大悲心がくぶつだいひしんというがくが掛かっています。

ぶつ大悲心だいひしんを学ぶ。

阿弥陀様の「あなたを助けずにはおられない」という慈悲じひの心を学ばせていただく学校です。

先生方のご講義は、
浄土真宗の教義を伝えるのみならず、
阿弥陀さまの救いの味わいを語られることが、とても有難ありがたかったです。

ご講義の休憩時間には、
学生同士で疑問点を話し合ったり、味わいを語り合ったりしたことが懐かしいです。

講義後に、
みんなでお寺にお聴聞ちょうもんに行ったり、お酒を吞みながら語り合うのは、他ではないことでした。

オンライン講義

長い間、ご無沙汰ぶさたしていた行信教校ですが、
今年の4月からインターネット聴講ちょうこうをはじめてくださいました。

僕たちも受講させていただいています。

画面越しですが、
講堂の阿弥陀さまに手を合わせ、尊い先生方のご講義を受けることができます。

時代が進んだなあという感慨かんがいが深いです。