仏教婦人会 総会『恵信尼さまのお手紙』
約半年ぶりの更新となりました。
長らくお休みをしており、ブログを楽しみに待ってくださっていた方には申し訳ないことです。
ホームページを多くの方に見ていてだき、嬉しく思います。
さて、かねてよりコロナで開催ができるのか懸念されていた「香川南組 仏教婦人会 総会」ですが、本日、無事に行うことができました。

会場となった丸亀市富熊の圓光寺(えんこうじ)さま。
午前中から雨模様でしたが、
9時半には30名ほどのご婦人方がお集まりくださいました。

寺院の皆さまのご協力で、
アクリル板・体温チェックなどの感染対策がなされていました。


美しい仏華は、ツツジやストックなど、お庭の花を使われて生けられたそうです。
いつもは午前・午後の二部開催ですが、
今回は午前中のみで、総会と研修会を行いました。
今回も出講のご依頼をいただき、研修会では、「恵信尼さまのお手紙」をテーマに、恵信尼文書の内容をうかがいました。
親鸞聖人の妻であられた恵信尼(えしんに)さまは、いったいどのようなお方であられたのでしょう。
そのお人柄が伝わってくるようなお手紙を、現代語訳して拝読させていただきました。



親鸞聖人との思い出をなつかしく語りつくされるご様子や、越後(新潟)で孫たちを必死に育てられるご様子もうかがえます。
どのお手紙からも、娘・覚信尼(かくしんに)さまへの強い信頼と深い愛情が伝わってきます。
そして、最後には「お念仏を申してお浄土で会いましょう」と娘に語りかけておられることに、大きな親心を感じました。

ご婦人方からは、様々な質問や感想をいただき、とても有意義な時間を過ごせました。
私自身も、あらためて恵信尼さまの魅力にふれることができた有難い研修会となりました。